過去の作品を見直してみる*彼岸の花
これ。
元々は初めてのユリリタアンソロジー「二番星にくちづけをっ」に寄稿した作品でした。
色々と初めてだったのはあるけれども今読み返したら自分のところだけやたらと悪目立ちしててもうつらい
これを書ききるまでの私の作品のスタイルとしては、
星色の花様が公開されている「テイルズファンへの100のお題」をお借りし、
それをメインに据えると言う大変おんぶにだっこなやり方をしていて、
基本的にはサクッと短めに読み切れるような感じにしていた訳です。
………と、言い切れればカッコ良かったんですけどねー。
当時の私は正直あの程度の文量を書き連ねるのが精一杯だったのが正直な所。
そんな中、この彼岸の花という作品は(確か)初めて本として物理的に手元に残る物になったので、そりゃあ並々ならぬ気合を入れて書かねばならぬと奮起し、文量的には普段の倍以上頑張って書きました。
(※しかしその文量も最近の物と比較したら半分ぐらいしかないという)
私は基本的にナルシストな人間なので、後で見返した時に部分部分で「これちょっとどうなのかな」と言う所はあっても、その話の大筋に関しては自信を持って誰よりも良い物を書けていると自負していますから、なんでこんな内容で………と後悔する事はあんまりないです。ひいては自分の文章が一番とさえ思っているぐらいです。
(※自分で勝手に思っているだけなのでどうか気を悪くしないでください)
ただ、それでもひとつ後悔してる事があって、それが色々と初めて過ぎた事なんですね。
この作品を書き上げた後、アンソロジーとして出す為には主催者の方に市販の同人原稿用紙に印刷してから郵送しなければならなかったんですが、まずこの同人原稿用紙を購入する事から初めてだったものでまぁてんやわんやしてまして。
そしてやっとこさ送ってみたら、後日主催者の方にやんわりと「サイズがおかしい」とメールをいただく始末で、その方にはもう「本当にすみませんでした」と心から謝りました。今でも謝りたい。
そして、その結果があれです。
実物を持っていらっしゃる方は是非確かめてみてください。
折り目が付くほど本を開かないと見えない行があったり、
ページ番号よりも本文が下に来ている文章があったりと、小説のレイアウト上あっちゃいけない物が続々と見つかります(苦笑)
そして翌年、2011年の春コミに開催されるはずだったユリリタのプチオンリーに参加する際に、この彼岸の花をリメイクして全4話のシリーズ物として1冊の本にしようとしていたのですが、この話は次の記事の話題にでも置いておきましょう。
今回は殆ど黒歴史に対するセルフツッコミみたいな記事になってしまったので、次の記事でこそちゃんと作品を振り返りたいとおもいます。